亀頭増大手術のことはまだ聞けない [関係性]

亀頭増大手術のことを告白しようと、大学の医務室に来た。読み通り他の学生はほとんどおらず、保健婦さんは椅子に座って恐らく小説であろうものを読んでいる最中だった。僕がドアを開けると顔を上げて「こんにちは」って人懐っこい笑顔で言ってくれた。

しかし、亀頭増大手術のことでこの笑顔が苦笑いに変わるのではないかと思うと不安だった。保健婦さんを前にして席に座ったのだが第一声が全く出て来ない。やはり保健婦さんといってもまだ30代であり、「大人」というジャンルでくくれば保健婦さんも僕も同類である。そんな人に対して僕の亀頭増大手術の事を口に出すのはかなり勇気のいることだった。

手術を受けたから、病んでいたときに僕はマスターベーションをして自分のペニスを傷つけていたので、「マスターベーションをするのは体にわるいことですか?」と遠回りに聞いた。するとその保健婦さんは「マスターベーションをすることは体が元気であることの照明だよ」と答えた。亀頭増大手術事は聞けていないが、普通に反応してくれたし上々の立ち上がりだろう。

まだ会ったばかりだが、この先生なら信用することが出来るかもしれないと僕は思った。


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